「顧客をカスタマーサクセスに導く圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」
開発本部のミッションに込めた想いをエンジニア/デザイナーが生の声でお届けします
株式会社ラクスは「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します!」をミッションに掲げ、
経費精算システムの「楽楽精算」や、メール共有・管理システムの「メールディーラー」など
延べ95,000社を超えるお客様にSaaSサービスを提供してきました。
「RAKUS Tech Conference」は、SaaS開発における取り組みや知見を紹介する、ラクス開発本部主催の技術カンファレンスです。
メッセージ

開発本部 本部長
ラクス開発本部は、まだ「SaaS」という言葉すら一般的でなかった2001年からサービス提供を開始し、これまで多くのお客様から信頼をいただいてきました。
この24年間、私たちは時代の変化とともに思考し、選択し、進化を重ねてきました。かつて最先端だった技術が今ではレガシーとなり、時には技術的負債にも直面しています。一方で、長年にわたり蓄積してきた貴重なノウハウや知見も私たちの強みです。
本カンファレンスでは、これまでに築いてきた技術的な強みと知見、そして現在進行形で取り組んでいる変革のチャレンジについて、開発現場のリアルな声とともにお届けします。
過去から現在、そして未来へと続く私たちの歩みが、同じような課題に向き合う皆様にとって、インスピレーションや今後のヒントとなれば幸いです。

開発本部 本部長
タイムテーブル
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小栗朗 楽楽明細開発部
開発2課 -
伊藤彪我 フロントエンド開発課
頻繁な法改正と激しい市場競争。変化の速度が勝敗を分ける電子帳簿保存の領域で、私たち「楽楽電子保存」開発チームは、顧客への価値提供をいかに高速化できるかに挑戦しています。
その答えが、開発プロセス全体を革新する「AI駆動開発」です。本セッションでは、単なるコード補完に留まらない、私たちのAI活用の全貌をお話しします。
・上流工程の変革: 曖昧な要求を、AIを用いてどう整理し、精度の高い要件定義・概要設計へ繋げているのか。
・実装の加速: AI開発ツールを駆使し、フロントエンド・バックエンド双方の開発をどう加速させているのか。
・グローバル開発での日越合同チームで、どのようにAI活用を推進したのか。
AIの力を最大化する鍵は“人と人”のコラボレーションにあった——組織の壁を超えて挑んだリアルな開発の舞台裏を公開
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小栗朗 楽楽明細開発部
開発2課前職はメーカー系SIerで、パッケージ開発のPMF達成と基盤刷新を主導。2021年ラクス入社後は、楽楽電子保存の立ち上げやRVとのグローバル開発に参画。
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伊藤彪我 フロントエンド開発課
2020年、インターン経由で新卒入社。研修後1年弱は楽楽明細のフロントエンドを担当し、その後は楽楽電子保存の立ち上げからフロントエンドの実装を担当。現在は楽楽明細・楽楽電子保存と複数商材のフロントエンド開発・改善に関わっている。
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加藤祐也 楽楽勤怠開発部
開発1課 課長
勤怠管理システムの市場シェアNo.1という高い目標を掲げる、後発チャレンジャー「楽楽勤怠」。この目標を達成するため、私たちに求められるのは圧倒的な開発スピードとボリュームです。
2024年6月、私たちはその実現に向け、開発プロセスを根本から変える「スクラム開発」の導入に踏み切りました。
本セッションでは、スクラム導入から1年を経過した今だからこそ語れる、生々しい挑戦の記録を共有します。案件ボリュームという「定量的な成果」は本当にあったのか?そして、数字には表れないエンジニアの働きがいや事業サイドとの一体感といった「定性的な変化」とは?後発プロダクトが市場を勝ち抜くための、私たちのリアルな奮闘記です。
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加藤祐也 楽楽勤怠開発部
開発1課 課長新卒でERPシステムの開発会社に入社し、人事労務システムの開発・マネジメントを約10年経験。
その後、転職支援サービスを手掛ける会社のシステム部門で2年間勤務した後、2023年2月ラクスへ入社。
現在は楽楽勤怠のバックエンド開発チームのエンジニアリングマネジメントを担当している。
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藤井高志 楽楽販売開発部
部長 -
山内覚 楽楽販売開発部
開発2課
楽楽販売の開発組織は、10年前に7名だった組織が現在は24名へ拡大。4チームで開発を行うまでの組織になっています。
全員がフルスタック型の組織から職能型チーム編成にしたことで、スピードと専門性を得た一方でチーム間での認識齟齬が顕在化しました。
試行錯誤の末、要件定義〜開発〜負債改善を同居させた一体型モデルに収束し、より良い開発を行うためにはお互いの業務内容に対して1チームで取組み課題を分かち合う事が重要だと学びました。
現在はその中でのチーム間のサイロ化を解消するために「情報共有の活性化」「共通テーマの設定」そして「褒め合う文化の醸成」などを取り組んでいく中で、24名全員が1チームとなるためにどのような結果が得られたのかをお伝えします。
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藤井高志 楽楽販売開発部
部長大学卒業後約10年、SIやSESとしてシステム構築・運用・保守対応を経験し2016年ラクス入社。
入社当初から楽楽販売(働くDB)を担当し、開発からリリース、顧客サポートまで、製品開発全般を一貫して経験。2021年4月より楽楽販売開発課長職を経て、現在は楽楽販売開発部の部長職を担当。 -
山内覚 楽楽販売開発部
開発2課2019/07にラクス入社。楽楽販売開発部のDevOpsチームのリーダーを担当。
新バージョンのリリースに向けた準備やミドルウェアの検証など運用業務をメイン業務としている。
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神山賢太郎 ラクスクラウド開発部
メールディーラー開発課 -
廣部知生 ラクスクラウド開発部
メールディーラー開発課
20年以上の歴史とメール処理市場で16年連続売上シェアNo.1の実績を誇る「メールディーラー」。
安定性が強みのこの老舗プロダクトが、なぜラクスの中で最も早くAI機能を実装できたのでしょうか。
本セッションでは、世の中でAIへの期待感が急速に高まる中、私たちが「今やらねばならない」と判断し、前例のないスピードでAI機能のリリースを実現した舞台裏を全てお話しします。
PoC(概念実証)から本番実装に至るまでの迅速な開発プロセス、ビジネスサイドと開発サイドが一体となった目標設定、そしてAI活用の技術戦略とは。既存事業にAIという新たな価値をどう組み込むか、その具体的な戦略と実践の記録を共有します。AI導入を検討するすべてのマネージャー、そして新しい技術で事業貢献したいエンジニアにメールディーラーの事例をお話しします。
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神山賢太郎 ラクスクラウド開発部
メールディーラー開発課大阪のSIerに3年間勤務しエンドユーザとの折衝やPMを担当。その後ラクスに入社しメールディーラーの上流工程を担当。
現在はメールディーラーのPdMとして、企画・開発・デザイン各チームと連携しながら、AI機能を含む多様な機能の開発を推進している。 -
廣部知生 ラクスクラウド開発部
メールディーラー開発課2021年新卒入社後、メールディーラーの開発業務に携わる。これまで主に設計や実装のほか、要件定義などの上流工程を担当してきた。外部技術イベントにも積極的に登壇しており、PHPerKaigiやPHPConferenceへの登壇も経験した。休日はゲームで楽しむほか、技術書の読書やプログラミングをして過ごしている。
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巽隆氏 楽楽請求開発部
開発1課 -
庄禮有佑 楽楽請求開発部
開発1課
楽楽請求は、昨年10月に新たにリリースされたプロダクトです。
最速でPMFを達成するために、最適な機能に最大限の開発リソースを集中投入することが不可欠です。
「どの案件に取り組むか」「顧客課題をどのように深掘りするか」「開発プロセスに顧客志向をどう組み込むか」といった観点から、実際の試行錯誤や意思決定の工夫についてお話しします。
理想論ではなく、現場の課題感や判断の揺らぎも含めた、“リアルな実践知”を共有できればと思います。
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巽隆氏 楽楽請求開発部
開発1課2011年にSIerに新卒で入社し、スマホアプリの受託開発を経験。その後は、SESで様々なプロジェクトに関わり、上流のPM/PL業務から下流工程まで多様な経験を積んだ後、2021年にラクス入社。
チャットディーラーAIの開発に携わった後、楽楽請求の立ち上げに伴い、楽楽請求開発へ異動。現在は、楽楽請求のPdMを担当。 -
庄禮有佑 楽楽請求開発部
開発1課2018年に新卒でラクスへ入社。楽楽精算、楽楽人事、楽楽販売など複数のプロダクトで、開発やサポート業務を担当。
楽楽請求では、バックエンドAPIサーバーの技術選定や開発リードを務め、現在は要件定義や概要設計といった上流工程の設計業務を担当。
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西尾敬太 ラクスクラウド開発部
配配メール開発課
「メール配信市場は、もはや頭打ちだ」そんな業界の常識に挑み、「配配メール」は成熟市場で市場成長率以上の高い売上成長を継続的に達成してきました。成長の鍵は、「顧客志向」を徹底的に追求した製品戦略にあります。
メール配信からリード獲得・刈り取りまでを支えるプラットフォームへと進化し、フォームや日程調整といった新機能の導入によって顧客価値を最大化しました。その背後には、事業サイドと開発サイドが密に協力して事業を再定義し、顧客への価値提供の本質を組織全体に浸透させたプロセスがあります。
本セッションでは、その協働体制構築の具体的方法やロードマップ管理のポイントなど、明日から活用できる実践的ノウハウをご紹介します。
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西尾敬太 ラクスクラウド開発部
配配メール開発課大阪のSIerで約9年間システム開発に従事し、設計から開発、保守・運用までの一連の工程を経験。2016年にラクスに入社し、配配メールを担当。運用サポートチームのリーダーを経て、現在はPdMとしてサービスの価値最大化に取り組んでいます。
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高波顕二郎 楽楽精算開発部
開発2課 課長
15年以上にわたり経費精算の非効率を解消し、経理担当者の業務を"楽"にしてきた「楽楽精算」。
本セッションでは、15年以上の歴史で培った「安定性」という強みを守りながら、いかにして「革新性」を生み出そうとしているのか、その開発戦略の全貌をお話しします。
長年の歴史がもたらした価値、また、同時に直面している「技術的負債」という課題。その両方と向き合いながら、私たちは今、ユーザー体験の改善に取り組んでいます。
さらにその先に見据えるのは、AI活用による抜本的な業務効率化、レガシー開発からの脱却、そしてUI/UXの改善です。
過去の資産を未来の価値へどう繋ぐのか。「楽楽精算」が描く、プロダクト進化のロードマップとその技術戦略をお伝えいたします。
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高波顕二郎 楽楽精算開発部
開発2課 課長SIerにエンジニアとして入社。製薬会社の経費精算システム導入案件への参画を期に、顧客や業界固有の経費精算業務に興味を持ち、上流工程・開発PMを主に担当。 ラクスには2023年5月に入社。
これまでのドメイン知識を生かし「楽楽精算」の開発PMを務める。2024年からは、機能開発を中心に行う課のエンジニアリングマネージャーを担当。
開催概要
- 開催日時
- 2025年8月7日(木)
14:00 - 18:00
- 参加費
- 無料
- 開催形式
- オンライン