「顧客をカスタマーサクセスに導く
圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」
開発本部のミッションに込めた想いを
エンジニア/デザイナーが生の声でお届けします
株式会社ラクスは「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します!」をミッションに掲げ、経費精算システムの「楽楽精算」や、メール共有・管理システムの「メールディーラー」など延べ83,000社を超えるお客様にSaaSサービスを提供してきました。
「RAKUS Tech Conference」は、SaaS開発における取り組みや知見を紹介する、ラクス開発本部主催の技術カンファレンスです。
メッセージ
ラクス開発本部は「顧客をカスタマーサクセスに導く圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」をミッションに掲げています。
私たちは、2000年代初期のSaaS開発時から徹底して顧客視点を大切にし、顧客のペインポイントを理解し、その解決に向けて様々な取り組みを行ってきました。一方、組織が急拡大する中で、エンジニア一人ひとりの顧客に対する解像度が低下するという課題にも直面しました。
本カンファレンスでは、私たちが直面した困難とその乗り越え方、顧客視点を保つための具体的な取り組みを、CTOやPdM・EM・エンジニア・デザイナーが現場のリアルな声でお届けします。
顧客志向の開発を重視し、真のカスタマーサクセスを目指す皆様に、私たちの知見とインスピレーションを少しでも共有できればと思っています。
タイムテーブル
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14:00オープニングトーク
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14:10ラクスCTOが語る顧客視点を重視したプロダクト開発CTO公手が、顧客視点を重視し使いやすさを追求するプロダクト開発の過去と現在を語ります。具体的な戦略と組織全体での顧客視点の浸透方法について解説し、より良いプロダクトを生み出すヒントを提供します。
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開発本部
本部長 兼 執行役員 公手真之
14:10 - 14:40ラクスCTOが語る顧客視点を重視したプロダクト開発本セッションでは、株式会社ラクスのCTOである公手が、顧客視点を徹底的に高め、使いやすさを追求するプロダクト開発の過去と現在を語ります。また、組織全体での顧客視点の維持と浸透方法の取り組みついて詳しく解説します。本セッションが、より良いプロダクトを生み出すためのヒントを得られる機会となりましたら幸甚です。
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開発本部
本部長 兼 執行役員 公手真之グラフィックデザイナー・WEBデザイナーとして活躍後、WEBエンジニアに転身。
2002年ラクス(当時アイティーブースト)に入社し、Webエンジニア兼プロジェクトマネージャーとして『メールディーラー』『配配メール』などの開発を担当。 その後、企画開発統括部長として、製品開発に加え、製品企画、プロモーションなどのマーケティング部門まで活動領域を広げる。2015年から再び技術部門専任となり、2019年より開発本部長として株式会社ラクスのSaaS開発全体を管掌。2014年からRAKUS VIETNAM CO., LTD.の取締役も兼任。
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14:40マルチプロダクトでのプロダクトマネージャーのリアル楽楽精算、楽楽明細、楽楽電子保存のプロダクトマネジメント組織の活動をご紹介します。お客様、製品、ステークホルダーとの向き合い方や現場のやりがい、苦労を具体例と共にお伝えし、PdM組織の役割や経緯、日々の工夫、マルチプロダクトのチャレンジと楽しさ、今後の課題と展望などをお伝えします。
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東京開発統括部
製品管理課 課長 稲垣剛之
14:40 - 15:10マルチプロダクトでのプロダクトマネージャーのリアルラクスは複数のプロダクトを開発・運営しています。
その中でも楽楽精算、楽楽明細、楽楽電子保存の3つのプロダクトを担当しているプロダクトマネジメント組織がどのようにお客様、製品、ステークホルダーと向き合い価値を出しているのかについて現場でのやりがい、苦労、難しさのリアルを交えてお伝えします。・PdM組織の役割、発足と拡張の経緯
・ラクスにおけるPdMの役割分担、日々のプロダクトマネジメントにおける工夫
・マルチプロダクトならではのチャレンジと楽しさ
・今後の課題と展望当社の取り組みが、プロダクトマネジメントに関わる皆さまのお役になれば幸いです。
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東京開発統括部
製品管理課 課長 稲垣剛之大学卒業後、独立系SIer企業に入社。約10年間、WEB系システム開発・運用のPG、SE、PMを経験。その後、ファッションECサイトの立ち上げ直後から約9年間、開発責任者として参画。最終的には企画・デザイン・開発といったプロダクト開発全般の責任者を担当。 ラクスに入社後は楽楽精算のPdM及びプロダクトサポート、QAといった、開発の中でもプロダクトを全体視点で見る組織のマネージャーを経て、現在はプロダクトマネジメント領域に特化した組織のマネージャー。
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15:10拡大するマルチプロダクトSaaSの顧客理解にデザイン組織はどう取り組んでいるかプロダクトデザイン組織は、優れたUXを生み出し顧客課題を解決することを目指し、複数のSaaSプロダクトを開発しています。しかし、経験不足の業務知識や顧客視点の獲得に課題を感じています。本セッションでは、顧客理解のための具体的な取り組み、成功事例、今後の展望とチャレンジを紹介し、デザイン組織がプロダクトの価値最大化を目指す方法を解説します。
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開発推進部
プロダクトデザイン課 課長 小林肇 -
開発推進部
プロダクトデザイン課 今村沙穂理
15:10 - 15:30拡大するマルチプロダクトSaaSの顧客理解にデザイン組織はどう取り組んでいるかプロダクトデザイン組織は「プロダクト開発の中心となり、顧客課題を解決する優れたUXを生み出す」というミッションを掲げて、顧客理解に努めています。当社では、楽楽精算、楽楽明細、楽楽勤怠をはじめとする複数のSaaSプロダクトを開発しています。
しかし、デザイン組織のメンバーの多くは、経験のない業務知識や顧客視点を獲得することに常に課題を感じています。特にプロダクトが成長するにつれて顧客理解の重要性が増し、その課題も大きくなっています。このセッションでは、プロダクトデザインの組織が顧客理解のために実践している具体的な取り組みをご紹介します。
1.顧客理解のためのアプローチ 2.理解の深まった事例 3.今後の展望とチャレンジこれらの取り組みを通じて、デザイン組織は顧客理解を深め、プロダクトの価値の最大化に貢献することを目指しています。 本セッションが、同様の課題に直面するデザイン組織やプロダクトデザイナーの参考になれば幸いです。
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開発推進部
プロダクトデザイン課 課長 小林肇2003年にラクスにエンジニアとして入社。
いくつかのプロダクトの開発、マネージャーを経て、2012年からデザイナーチームのマネージャーをしています。プロダクトデザイン課はラクスの全プロダクトのUI/UXを横断的に担当しています。横断組織として個々のプロダクトのUI/UXの向上と、チーム力強化の取り組みに励んでいます。 -
開発推進部
プロダクトデザイン課 今村沙穂理2023年ラクス入社。
大学卒業後5年間カスタマーサポートや営業事務を経験した後、デザイナーに転身。前職では自社メディアの機能開発を企画〜デザイン〜フロントエンド開発まで幅広く担当。ラクス入社後は楽楽精算のプロダクトデザイナーとして、顧客への提供価値向上に日々取り組んでいます。
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15:30急成長する大規模プロダクト開発のマネジメント課題とアプローチ東京開発統括部は複数のプロダクト(楽楽精算・楽楽明細など)を開発し、CAGR約30%の成長とARR200億規模を達成しています。本セッションでは、急成長するプロダクト・チームが直面するマネジメント課題(組織、開発プロセス、技術)と、顧客志向を中心とした解決アプローチを具体的な事例を交えて紹介します。
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東京開発統括部
楽楽精算開発部 部長 髙橋康弘 -
楽楽精算開発部
開発1課 課長 小宮山和彦 -
楽楽精算開発部
開発1課 涌井友輔
15:30 - 16:00急成長する大規模プロダクト開発のマネジメント課題とアプローチ東京開発統括部は楽楽精算・楽楽明細・楽楽勤怠をはじめ複数のプロダクト開発を行う組織です。開発を担う製品群のCAGR約30%で成長を続け、ARRも200億に迫る規模となっています。この規模の成長を支えるため、現在進行形で製品開発における各マネジメント課題と日々向きあっております。本セッションでは、急成長するプロダクト・チームが直面した以下マネジメント課題と、顧客志向を中心に据えた解決アプローチについて具体的な事例を基に語ります。
1.組織課題
・マネジメント負荷の増加 ・開発速度の低下
2.開発プロセス課題
・サービス拡大とともに肥大化するコードと認知負荷 ・増える人員と分業化の進行 ・顧客視点の希薄化
3.技術課題
・サービス成長によるインフラコストの増加 ・技術的負債(コード負債)これらのマネジメント課題に対する当社のアプローチ事例を紹介します。
本セッションが、各マネジメント課題を抱えるマネージャーやリーダーの参考になれば幸いです。-
東京開発統括部
楽楽精算開発部 部長 髙橋康弘2016年7月にラクス入社。
前職はソフトウェアベンダーで建設設計ソフトや会計処理ソフトなどを開発。新規事業や技術推進にも携わる。ラクスでは楽楽精算、楽楽明細の開発マネージャーから楽楽勤怠の部長職を経て、現在は楽楽精算の開発チーム全体を統括する楽楽精算開発部の部長に就任。 -
東京開発統括部
楽楽精算開発部 開発1課 課長 小宮山和彦大学卒業後、SI企業で16年勤務しプログラム、設計、プロジェクトマネジメントを経験。その後2018年にラクスに入社。
SaaS開発は初でプロジェクトマネージャーとして2年間担当。その後、楽楽精算の開発マネージャーとなる。マネジメントスキルと開発経験を組み合わせてサービス開発を推進することが得意。 -
東京開発統括部
楽楽精算開発部 開発1課 涌井友輔2024年2月にラクス入社。
SIer、通信ソフト開発、転職サイト・Webメディア開発、EMを経てラクスに参画。前職では、技術負債解消のためにサイトの作り直しをエンジニアとして経験し、その後EMとしてスクラム立ち上げや採用・技術広報などを担当。ラクス入社後は楽楽精算の技術負債解消チームのプロジェクトマネジメントに従事。
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16:00パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチAPIメール送信ツール「ブラストエンジン」の開発に際し、先行プロダクトのAPI運用から得た課題がありました。本セッションでは、長時間処理によるタイムアウト、一部ユーザでのリソース消費の偏り、宛先データインポートの遅さに対して講じた解決策を紹介します。
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株式会社ラクスライトクラウド
企画課 牧野寛知 -
株式会社ラクスライトクラウド
BMバックエンド開発課 上原崇
16:00 - 16:20パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチラクスライトクラウドは、APIメール送信ツール「ブラストエンジン」を提供しています。
メールという技術特性上、リクエストを捌くためのパフォーマンス向上やリソース管理は欠かせません。本セッションでは、「ブラストエンジン」を開発・リリースするにあたり、ブラストメールでのAPI運用の経験から得た3つの主要な課題と、それに対する解決策についてご紹介します。
・時間のかかる処理でタイムアウト:特定の処理が長時間かかり、タイムアウトが頻発していた
・リソースの消費が多いユーザが偏る:リソースをたくさん使うユーザがいることで、他のユーザへの影響が生じていた
・宛先データインポートに時間が掛かる:配信するたびに宛先データを入れるためインポート時間の懸念があった開発者の皆様へ、弊社の知見を少しでも共有できればと考えております。
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株式会社ラクスライトクラウド
企画課 牧野寛知青山学院大学国際政治経済学部卒業後、株式会社ジーニーに入社。
アドテク、SaaS領域で事業開発を担当した後、株式会社ラクス/株式会社ラクスライトクラウドのブラストエンジンチームにプロダクト・マーケティング・マネージャーとして参画し、メール市場における自社の製品戦略の策定などに従事。 -
株式会社ラクスライトクラウド
開発部 BMバックエンド開発課 上原崇2006年ラクス入社。
未経験から人材派遣事業(※現・株式会社ラクスパートナーズ)の研修を経て顧客案件の開発保守を経験後、2008年から自社サービス開発に異動。レンタルサーバ事業の開発保守や、楽楽明細の開発立ち上げを経験し、2018年からラクスグループであるラクスライトクラウドでブラストメールと2021年に新たに立ち上げたブラストエンジンのリードエンジニアを務める。
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16:20急成長するサービスを支えるためのインフラ戦略ラクスは急成長に伴うITインフラ拡張のため、最新のハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)とオールフラッシュ・ストレージ製品を導入しました。本セッションでは、これらの導入エピソードを、昨今のインフラ業界の話題に絡めてご紹介いたします。
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インフラ開発部
副部長 藤井靖弘
16:20 - 16:40急成長するサービスを支えるためのインフラ戦略インフラ部門では、提供サービスの基盤として高い性能・信頼性を確保しつつコスト削減を追い求めることが、顧客への価値提供に繋がると考えております。
本セッションではインフラ部門が顧客への価値提供につなげるため、どのようなことを実践しているのか?
具体的にはどのように技術選定を行っているのか、また実際にどのようなものを使っているのか?
サービス急成長に伴い、ITインフラの拡張と最適化を実施した最新事例を交えてお話しします。・最新HCI(ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ)の導入
・オールフラッシュ・ストレージ製品の導入
・VMware製品との向き合い方
当社の事例が少しでも同業界で働く皆様の知見になりましたら、幸いです。-
インフラ開発部
副部長 藤井靖弘大学卒業後、外資にて情シス業務を担当。その後、ホスティング業界やカード決済業界にてインフラ構築、運用業務を経験。
直近ではSI業務の営業兼マネージメントやビジネス開発を担当し、2020年にラクスへ入社。
現在は、楽楽明細・楽楽電子保存・楽楽販売の商材のインフラ開発部にてインフラ構築・運用チームのマネジメントや最新技術調査・導入担当をしている。
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16:40楽楽精算のQA改革楽楽精算のQA専門組織による品質保証の取り組みと成功事例を紹介します。具体的には、顧客課題解決の迅速な運用方法や2023年のインボイス制度対応における品質保証の難しさなどをお話しします。また、リリース後の顧客課題に対するプロアクティブな対応の重要性についても触れます。
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東京開発統括部
QA課 金子佳樹
16:40 - 17:00楽楽精算のQA改革楽楽精算は2009年のリリース以来、多くの企業さまに愛用されておりますが、お客様の期待に迅速に応え、法制度に確実に対応するためには、より高度で専門的なアプローチが必要となってきました。
これまでQAは各プロダクト開発メンバーが担当しておりましたが、1万社を超えるお客様に安定してサービスを利用いただけるよう、QAの専門組織化を行い以下のような取り組みを実施しました。
・安定したリリースを実現するため、テストプロセスの明文化・確立
・お客様の利用トラブルを捉え、製品改善につなげる仕組みの構築
・発生したトラブルを組織の学びにつなげる取り組みこれら取り組みは仕掛り中のものもありますが、さらなる改善の目標も立てています。
特にインボイス対応で得た学びは貴重で、今後の品質保証の方向性にも大きな影響がありました。本発表では、これらの取り組みと成功事例を詳しく紹介し、得られた学びと、今後の展望についてお話します。
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東京開発統括部
QA課 金子佳樹SIerを経て、2023年に株式会社ラクスへ入社しました。QAマネージャとして、テストを通じた開発品質の向上と、業務運用を通じた運用品質の実現に取り組んでいます。現在は、楽楽精算や楽楽明細など、複数サービスの品質保証を担当しており、高品質なサービス提供に尽力しています。
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17:00新たな顧客課題に挑む17年目の進化とモダナイゼーション配配メールは2007年のリリース以来、多くの企業にメール配信サービスを提供してきましたが、顧客の期待に応えるため新たな技術的アプローチが必要となりました。17年間の経験を基に、「レガシーシステムのモダナイズ」と「モダンなフロントエンド技術の導入」の技術的チャレンジの取り組み、新たな価値提供の成果とノウハウを紹介します。
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大阪開発統括部
配配メール開発課 課長 大塚正道 -
大阪開発統括部
配配メール開発課 井上良太 -
開発推進部
フロントエンド開発1課 亀ノ上孝雄
17:00 - 17:30新たな顧客課題に挑む17年目の進化とモダナイゼーション2007年にリリースされた配配メールは、長らく多くの企業にメール配信サービスを提供してきました。しかし、メールマーケティングの成熟に伴い、単なるメール配信機能だけでは顧客の期待を超えることが難しくなってきました。顧客のニーズを深掘りする中で、従来とは異なる技術的アプローチが必要になることが明らかになりました。17年間のサービス提供を経て見えてきた新たな課題に対応するため、開発チームは既存のアーキテクチャを超える新たなテーマとして、「レガシーシステムのモダナイズ」と「モダンなフロントエンド技術の導入」という2つの技術的チャレンジを行っています。この取り組みを通じて得た新たな価値提供の成果と技術的ノウハウについてご紹介します。
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大阪開発統括部
ラクスクラウド開発部
配配メール開発課 課長 大塚正道SIer等を経て2011年に株式会社ラクスへ入社。
BtoCサービスや北米向けサービスなどの新規事業の開発を経験した後、2015年から楽楽精算のスマホアプリなどを開発。2019年からは配配メールの開発チームのマネジメントに従事中。コロナ禍に始めたトレイルランニングが最近の趣味。 -
大阪開発統括部
ラクスクラウド開発部
配配メール開発課 井上良太2023年2月に株式会社ラクスに入社。前職はSIerで長年従事。
現在は配配チームのTECリードとして、システム設計から開発、技術推進を担当。
現在は新機能に関するシステム設計・開発を中心に、機能実現の為、日々取り組みを行っている。 -
開発推進部
フロントエンド開発1課 亀ノ上孝雄Webサイト制作会社を経て、マークアップエンジニアとして株式会社ラクスへ入社。
入社後は配配メール専属のマークアップエンジニアとしてUI/UXの向上に注力し、次第に担当範囲をフロントエンド開発全般に拡大。
現在は配配メールのフロントエンド開発を牽引しつつ、全社に向けたWebアクセシビリティの推進活動に注力している。
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17:30クロージングトーク
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18:00
概要
- 開催日時
- 2024年8月7日(水)14:00~18:00
- 参加費
- 無料
- 開催形式
- オンライン
2024年のイベントは終了致しました。
またのご参加をお待ちしております。